garop-rabit 臨床心理士の日誌

臨床心理士という仕事をしています。仕事のことやキャリアのことを中心に書きたいと思っています

このブログについて

2週間ほど前に第一回公認心理師試験という試験が終了しました。

私の勤務している医療の領域ではこれから心理の仕事をしていくためにはおそらく必須の資格となると思われるため多くの方がこの試験を受けたと思います。

 

私も多くの人と同じようにこの資格を取得するために自分の中では結構なエネルギーを割いて試験勉強に取り組みました。

現任者を対象とした5日間の現任者講習や、第一回試験なのでどのような問題が出題されるのか見通しがつかずに、PSWさんの国家試験の過去問を分析したり、10年位前に受けた臨床心理士試験の問題集を引っ張り出したり...etc

 

様々な工夫や努力を積み重ね、自学自習をする中で考えていたのは、知識の積み重ねも大切ではあるのだけど、実際の臨床現場に出て行く中で必要なスキルや、この仕事を続けていく上で自分の支えになるような、本当に大切なことはもっと他の部分にあるような気がしていました。

「それって具体的にはなんなの??」と言われると率直な表現が難しいのですが、キャリアを積み重ねて行く中での指針と言うか、もう少し簡単に言うとロードマップというか、そういうものがあると良いなと思いました。

 

このような考えが思い浮かぶのは、おそらく私自身が自分のキャリアについてこれで良いのかな?という気持ちが少なからずあるのだろうと思います。ただ、それと同時に10年近く臨床経験を積み重ねてくる中で「まあ、なんとかやってきたな」という感覚も私の中にはあります。

学問的な知識の積み重ねや、試験の対策などについてはインターネットで検索をしたり、自分で何とか情報収集をすることである程度の情報は得ることが出来ます。しかし、実際に仕事したり臨床心理士として生活を続ける中でどんなふうにキャリアを重ねて行くのか、そんなことを考える機会というのは案外少ないような気がします。

 

公認心理師の試験が終わったらやりたいこととして、そんなキャリアの積み重ねについて考えるブログをやってみたいなと思い、このブログを始めることとしました。

 

前置きが随分長くなってしまいました。

 

【このブログについて】

このブログを書いているのは30代の臨床心理士です。主に、自分の仕事や臨床心理士公認心理師に関係するテーマを載せて行きたいと思っています。

主な読者としては、私と同じような世代の臨床心理士や、臨床現場に出始めた頃の若手や、これから心理の仕事に取り組みたいと考えている大学院生や学部生を読者として想定しています。