garop-rabit 臨床心理士の日誌

臨床心理士という仕事をしています。仕事のことやキャリアのことを中心に書きたいと思っています

自己紹介

なかなか上手いこと書くのは難しいなと思っています。

ブログを始めた動機について先ほど少し書きましたが、読み手の皆さんにもイメージや連想が浮かびやすくなるように、少し自分のことも書いてみようと思います。

これまでの経験・経歴について

ブログのトップページにもあるように、30代の臨床心理士です。

これまで10年程度のキャリアがあり、主な職場は・・・・

・総合病院児童精神科

精神科病院

・私設心理相談室といった感じです。

この他にもキャリアの最初の頃は大学病院の研究員やEAPの電話相談なんかもやってました。

一般的な会社員の人からすると履歴書真っ黒(苦笑)

みたいに見られてしまうかな・・・という感じですが、臨床心理士界隈では結構こんな感じのキャリアの人は多く居たりします。(今年の6月にとある団体が調査した臨床心理士の就業形態の調査でも非常勤勤務の方は37%弱、常勤は55%くらいとなっており、決して非常勤やパートでの勤務も珍しくはありません。

今になって振り返ると、自分は何がやりたいんだろう??という感じですが、1年目や2年目は仕事を選ぶことも出来なかったので、今になってもう一度やり直せるとしても同じようだったのだろうなと思います。

臨床心理士の収入や仕事のスタイルについてはまたどこかで書きますね。 

 

興味や関心、普段の仕事内容について

興味や関心、これまでに主に学んできたのは精神分析的な理論を背景とした心理療法やアセスメントに親しみを感じています。

ただ、それは自分に親和性があったり、「なんだか馴染みやすいなあ」と思うだけで、実際の臨床場面では、支援の対象となる人の求めや必要性、主治医の先生の依頼や家族の希望などに応じて、ある程度柔軟に対応しています。

「統合的心理療法」という言葉はなんだか玉虫色の言葉に感じられて個人的には積極的に使いたくない言葉ではありますが、日頃の臨床に過不足なく取り組んでいくためには認知行動療法やマインドフルネスなどさまざまなエッセンスを取り入れる必要があるだろうなというのが正直な実感です。

 

普段の仕事内容は心理療法や、心理アセスメント、デイケアでの心理教育や集団療法を行っています。

今までの勤務先では、緩和ケアチームでがん患者さんとそのご家族の支援や、地域の保健センターでのコンサルテーション、企業に勤務している方を対象にしたストレスマネジメントやストレスコーピングなどの研修講師など、わりと色々なことを経験させて貰えたように感じています。

仕事を始めて最初のうちは、目の前にいるその人を対象とした心理療法やアセスメントに取り組むのが必死で、中々周囲を見る事が出来ていなかったように思いますが、最近は組織の在り方や、もう少しマクロな視点で自分がどのように日々の臨床や所属する組織と関わり合っていったら良いのかなどを考えるようになってきたし、それが少し面白いなと感じています。

 

「私」の部分について

仕事を離れて自分の時間に目を向けると、映画を見たり小説を読んだりすることに時間を割いているなと思います。

フロイトおじさんは「働くことと愛すること」を挙げていますが、それぞれ程々に出来ればと思っています。

最近は公認心理師の試験も終わった事だし、羽を伸ばしたいなー!と思っているのですが、中々都合の合う人も居らず、この3連休は自分の時間を贅沢に使って、やりたいなと思っていた事を少しずつ進めています。

 

まずは、書くことを通して表現する事や、この文章を読んで下さった方に興味や関心、何かのアイディアが浮かぶようなことが起こったら良いなと思っています。

気長にお付き合いくださると幸いです。